竹竿で・・・総高野竹とは?
ブログに「総高野竹」と書かせて頂きました所「総高野竹」とは穂先も高野竹ですかとメール頂きました。
確かに「総高野竹」とありますと「穂先」も高野竹と当然思われますね。
「総高野竹」と書くのは間違いと思いますが何十年前から竿師さんは竿とか袋に「総高野竹」と書かれております。
穂先は「真竹」を使用しますので間違った表現とは思いますが「総高野竹」で通常言われて来ておりますので御理解頂ければ有難いものです。
一般的に3継の場合「穂先」先ずは、真竹、「穂持」は高野竹そして「元」は矢竹を使用して製作致しております。
「総高野竹」の場合「穂先」真竹、「穂持」は高野竹、「元」も高野竹となります。
要するに「総高野竹」とは穂先以外高野竹を使用しているものを「総高野竹」と呼んでおります。
そこで「穂先」は削り穂と合わせ穂があります。
写真の様に削り穂は「真竹」直径約10㎝前後のものを割って行きます。
半分に割それを10㎜前後までにして削って行きます。
合わせ穂は10㎜前後にしたものを4本合わせてから削ります。
本当に時間の掛かる作業です。
穂先を交換致しすと半年前後掛かりますので御理解頂ければ嬉しく思います。