「光作」のコピー竿が世の中に・・・偽物が。
偽物が出ると言うことは世間が認めたことになりますか?
「光作」を改名・・・「至峰」の誕生
ひらめき、これだ・・・
峰は遠く、険しく、長い道のりで苦しいがそれを克服しないと峰に達しられない。
「峰を目指し旅立つときの厳しい覚悟」それが「至峰」だと。自分に鞭打ち厳しい覚悟を決め、峰に向け再出発。
「至峰」の所以
生地組・・・素材が強靭で軽くて、癖が少なく丸みがあり、節の形が良いこと。私はこの五十年、竿の命は素材であることに確信を持ち、素材の選定、及び生地組にはその総てを掛ける。
火入れは・・・よく白焼きが良いだの、いや黒焼きの方が良いだのと論議されますが、いづれも適温と処理時間が大きなウエートを占める。ちなみに穂先の場合の焼き込み及び処理は二分の一秒が勝負どこ。
余り焼き込むと本来の粘りが炭化に近付き結果脆くなることは先刻ご承知通り。また白焼きは余程素材の良いものを使わないと少しの使用で癖が出る。
要するに「生地組」「火入れ」で竿は決まると言っても過言ではないと思います。
写真は約30年前に製作した20尺・・・素晴らしい曲りです。
なかなか20尺の曲りの写真は見れません。
勝ち負けのない素晴らしいバランス・・・見ていても惚れ惚れいたします。