「至連・世志彦」によります火入れ・込み調整開催
6月16日・17日で開始致します。
例年ですと7月と12月でしたが今年から6月と11月に開催することとなりました。
竹竿は「火入れに始まり火入れ」で終わるとも言われる程火入れは重要なものとお考えください。
ただ製品となってからの火入れは強い火は当然入れられません。
それは漆を焦がしてしまうからです。
焦がさない程度の火の強さで調整致します。
ですから強い火はそれ程入りませんので竹が硬く強くなることは期待できませんが火入れをすることで良い状態で使用できることは言うまで御座いません。
特に「込み調整」は重要で込みが悪いと折れる原因とか抜ける原因になりますので大事な問題です。
本来作者に戻すことが一番ですが廃業されたりお亡くなりになられた竿は戻すことが出来ませんので別の作者にお願いするしか御座いません。
「火入れ・込み調整」に出すとどうしても作者に届くのに時間が掛かりますし出来てから戻るまでにも時間がかかります。
2~3ケ月は最低お時間を頂いております。
手元から2~3ケ月離れるのは寂しいものです。
40年以上続けておりますがお客様にもご理解頂き今日まで続けることが出来ております。
竿師さんの言い分もありますがお客様が喜んで頂ける事がベストと考えております。
お預かりした竿がこの場で出来ない時は申し訳御座いませんがお預かりする場合もございます。
「火入れ・込み調整」をすることで半永久的に竹竿は使用できます。
今回お出で頂けなくても11月にも開催致しますのでご安心下さい。
竹竿は一生の道具として持ち続けられることと信じております。
是非「火入れ・込み調整」をご利用ください。